銃・病原菌・鉄(上)を読んでみて

こんにちは!さかもとです。
先日、銃・病原菌・鉄(上)を読んでみたのですが、僕にはかなり衝撃的な内容でアウトプットしたくてたまらなくなったのでブログに書きました。
なぜこの本を読む気になったかというと、2chの創設者西村博之さんが昔進めてた本で、その西村博之さんが「お勧めできる本」の定義が以下になるのですが、

  • 今後10年以上も影響を与える技術や文化に関する話

  • 結論に至る経緯と理由に筋が通ってる

  • 資料から組み立てられていて、個人の感想を書いてるわけではない

  • 一般的な”常識”とは違う結論や発見がある

  • 読んでいて面白い

この5つの条件に当てはまる本ってなかなかないんですよね。
自分で1から良い本を探すのもいいのですができるだけ人の手を借りて良い本を探したいと思っている僕です。

どういう本か

さて、この本がどういう本か、ざっくりいうと「欧州が歴史の勝者になったのは、欧州人が遺伝的に優れている訳ではなく、地理的・環境的要因によるものだよ」ということについて書かれてあります。
僕は浅はかなのでプロローグで「環境的要因で今のような世界になったんだよ」と言われて、「環境的要因ってことは偶然鉄の資源が豊富で病原菌に体制がつきやすい土地に生まれたんだ!書籍名ネタバレ過ぎ!」と思ったのですがここからが面白いのですね。
第3章でスペイン人とインカ帝国の話でできます。

西暦約1532年11月16日にスペインの征服者ピサロとインカ皇帝アタワルパがペルー北方で出会う。ピサロは168人のならず者部隊を率いているのに対し、アタワルパは8万の兵士によって守られていた。それにも関わらず、ピサロはアタワルパと目を合わせた本の数分後には彼を捉えていた。

この戦いで勝利した要因は銃器・鉄製の武器、騎馬などに基づく軍事技術、病原菌に対する免疫、航海術、ヨーロッパ国家の集権的な政治機構、そして文字になります。御察しの通りこの戦いの勝利した要因を凝縮したのが本のタイトル「銃・病原菌・鉄」です。
ではなぜ、西暦1500年時点でこういった要因がヨーロッパにはあり、インカ帝国にはなかったか、というところをどんどん深掘りしていくのですね。

結局何が原因だったの?

欧州は農産物や家畜を一番最初に作った場所の一つで、その中でも野生作物の種類が豊富で栄養価も高い場所でした。狩猟採集から徐々に食料生産に移行していき、そのおかげで人口も増え、政治や武器製造など別のことにエネルギーを向けられるようになりました。病原菌に対する免疫は初めて家畜を手に入れてからの長い歴史の中で徐々に免疫が作られていくことになりました。

狩猟採集時代は毎日の食料集めが生活の主だった行動だったため、食料生産型の社会への移行はかなり大きかったようです。

  • 食料生産で一人あたりの生産量がこれまでの狩猟採集生活の採集量よりも大きくなった。狩猟採集生活から食料生産型に移行しながら、食料の保存方法も習得していった。
  • 食料生産がうまくいくと食料生産の仕事をしなくていいい人出て、そのため、別の職業をする人が出る。
    ➡︎人口が増えるに連れ集約型政治機構が機能していき、より生産性の高いことができるようになる。
    ➡︎生産性が上がればその仕事をしなくていい人ができ、別の職業が生まれる。
    というような循環が生まれる。
  • 食料生産がうまくいくと家畜のための食料も余裕ができ、野生動物を家畜化。
  • その家畜と人口集中の影響で感染病が発生し、長い歴史の中で徐々に免疫が作られた。

感想

世界の勝者になるほどの要因の正体がまさかこんなことだとは思いませんでした。偶然欧州にとびきり天才が生まれ人類の技術が目覚ましい発展を遂げたとか、UFOが降りてきて技術を与えたとかそんなガチャ要素ではなく、環境的要因がそうさせただなんて!最初からある程度運命が決まってて、その中では個人の力なんてちっぽけなんだなーと感じました。
まだ銃・病原菌・鉄(上)しか読んでないので次に銃・病原菌・鉄(下)を読みます!また何か驚きがあればこの記事に加筆するなり、新しく記事を作るなりします。